
川柳(5・7・5形式の1句)+それにまつわるエピソード
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納得の
スープ出来ぬと
店閉める
- 高知市愛宕にあった『にほし』
店主が麺にもスープにもこだわりがあり、仕入れの豚の状態が良くなくて、(味は美味しいけど)ご自身が納得がいくスープが出来ないと、『今日は店閉めます』とTwitterに載せていました。
今は県庁前に『ゴクボシ』という新たなお店を(別のオーナーさんと共同で)出して、その熱々のいごっそ魂が引き継がれています。
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初ガツオ
戻りガツオと
ケンカする
- 大学生だった時、高知県出身の友人と関東出身の友人が、カツオについて熱々に論じていたことを覚えています。春がうまいとか、いや秋の方がうまいとか、脂がどうとか、初がどうとか戻りがどうとか。
どっちがどっちだったか覚えていませんが、論争は終始高知県出身の友人が勢いで圧倒していました。カツオと言えば高知、高知と言えばカツオ。やはり高知人のカツオへの熱々の想いは他を圧倒すると知りました。熱かった!
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これ食えと
注文なしでも
追い電話
- 某公的機関の建物に入っている食堂のおばちゃん。
お弁当を注文すると、時々お野菜やらおかずやら持たせてくれるのですが、注文がない日でも『はよう取りに来いや!』と電話がかかってきます笑
これぞ、土佐のザ・はちきん!
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注文と
違う商品
猛プッシュ
- 今はなき香美市繁藤のたいやき食堂。
ここの名物はその名に違う(たがう)ソフトクリームなのですが(笑)、おばちゃんもまた名物!?な方でした。
ドライブ途中に立ち寄り、コーヒーソフト(当初はコーヒー味のみ)を注文したのに、『ネギソフト(ネギ味のソフトクリーム)がえい!ネギソフト食べ!』と、何故か強引にネギソフトを渡されたそうです。ネギソフトの味は微妙ですが、おばちゃんのキャラは最高のようでした。
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意気消沈
本場のカツオを
教えられ
- 買ってきたカツオを盛り付けて写真に撮り、高知の友人に送ったところ即電話がかかってきました。生ニンニクを使え、皿が小さい、切り方が悪いなど、しっかりと怒られました。
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目の前で
愛でてたツガニ
汁になる
- 幼少の頃親戚の家に遊びに行った時、親戚に「ツガニがいるから見るかい?」と言われ水槽の中にいたカニとしばらく遊ばせてもらっていました。数時間後、隣の部屋からミキサーで何かをガリガリ削る音が聞こえてきました。そーっとその部屋をのぞくと、ミキサーの中にカニのようなものが入っていました。数分後、少し前まで触らせてもらっていたカニがツガニ汁になって出てきました。ツガニ汁はとても美味しかったけど、カニが可愛かっただけにちょっぴりトラウマになっています。それでもツガニ汁が大好きなので、イベントの屋台で販売していたらいつも買って食べています。ツガニ汁最高~!
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サービスで
くれたにぎりで
脱藩す
- 脱藩の道を歩くと言うと、民宿のお母さんが朝おにぎりをサービスで作ってくれました。雨の中、にらが峠で食べたおにぎりは最高にうまかった。龍馬もおにぎり食べたかもと妄想。お接待文化最高。
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遅れたら
料理は出さぬ
一本気
- 佐川町の、うなぎ料理の名店『大正軒』
大将が料理に真剣に向き合い、とにかくこだわる方なので、予約が入るとその時間きっかりに仕上げて料理を提供します。
それが裏目に出て(?)、予約時間に遅れると『食べさせるうなぎはない!』と追い返されたとか返されないとか(笑)
実際、仕事都合で予約時間に遅れた人がら、のれんをくぐる前に、大将に説教されたそうです。
大将の、このうなぎへのこだわりが熱々!
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「俺が切る
刺身は光る」と
鮮魚主任
- 高知のスーパーで働いていたときのこと。鮮魚主任が、上手な人が刺身を切ると断面が光る、と教えてくれました。なるほど、その主任が切った刺身はピカピカで、そしてその刺身を売り場に並べる主任も自信に満ちてピカピカしていました。高知は、スーパーで働いている人も、誇りを持って調理をしてる!
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「ワンディッシュ」
皿鉢料理も
確かにね
- 高知に住む叔母の家を夫婦で初めて訪れて泊めてもらったときのこと。事前のメールで「手土産なんかなくていいからね。こっちも味噌汁にワンディッシュ程度で迎えるから。」と伝えてきたので気軽に訪問したら、夕食は皿鉢料理でびっくりしました。
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土佐鶴を
わんこそばみたいに
呑んだ美人
- 配属になった高知の会社で、初めての飲み会。口数は少ないけど、優しい上司が、手酌でばんばん日本酒を呑むのを見て驚きました。お酌しなきゃ?と動こうとすると、「自分のペースで呑むき」とニッコリ。クラッときました。
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ちちこまで
食す高知の
カツオLOVE
- カツオが大好きな高知県民は心臓まで美味しく食べて、カツオに感謝してます!
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「あと一杯
これで帰るき」
から五杯
- 人と人との心の距離が近くていつでも楽しく飲める高知。明日早いき!もう帰るき!言うだけです。すぐにおかわりが聞こえてきます。
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土佐ジロー
有名人じゃ
ありません
- 土佐ジローが美味しいと聞き高知の有名人かな、それが美味しいって何?と思った私。鶏と知りなあんだ、と。今では県内では有名鶏になりましたね。玉子おいしくって大好きです。
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キンメ丼
遺影の祖父が
前のめり
- お取り寄せしたキンメ丼。かねてから高知に行きたがっていた祖父の遺影が前のめりになってる気がした。
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屋台の
大将
刺身攻め
- 仲間のエピソードですが、旅行で高知市にある屋台に行ったときに初見でお店大将と仲良くなり電話番号を交換することに、、。そして翌朝その大将から電話がかかってきて釣りに行って大漁だったからお裾分けしてくれるという話になり、ホテルで待合せすると仲間達全員でも食べきれないほどの豪華な刺身盛り合わせを持って来てくれて、高知県の方のおもてなしに驚いた!
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おんちゃんの
顔もタタキに
なりそうな
- 道の駅「なぶら土佐佐賀」に行った時のこと。タタキを焼く藁の炎が高く上がって、おんちゃんの顔も真赤になっていました。それを見た時、思わず口から出てしまった孫の一言です。
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乾杯後
土佐巻食って
たんと呑む
- 初めて宴席に出ると、乾杯の後しっかりご飯ものの「土佐巻」を勧められ、胃を落ち着かせてからしっかり呑みました。
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勘八に
組合長の
泪の灯
- 故郷の野見湾にて勘八を養殖していますが、コロナ禍が始まった時、野見湾で養殖している二十万匹の勘八に対し、漁業組合の西山慶組合長は涙して世の中に助けを求めました。そうした行動が、多くの人々の共感を呼び、勘八、須崎勘八がふるさと納税を通じて世に知られるようになりました。
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豪快に
酒もサカナも
勧められ
- 友人と高知に旅行した時、ダイエット中の私に、行く先々で美味しいお料理があり、美味しいお酒までもあった。また、隣に座った見ず知らずの人からも「これもあれも美味しいから」と勧められご馳走になった。急きょ、ダイエット解除した私です。