稲村ダム湖から送電線の巡回路を利用したコースである。距離は一番長いが、稜線までは比較的緩やかな登山道が続くので距離の割には楽に行ける。
また、登山道や鉄塔周辺は視界が開けているところが多いので一番眺めが良いコースでもある。春にはアケボノツツジやゴヨウツツジ、シャクナゲなどの花、夏は深緑、秋にはシロモジやコシアブラなどの黄葉が楽しめる。
山頂からの眺めは素晴らしく、石鎚山系の山並みや隣の西門山方面もよく見える。更に山頂から少し東へ行った所の岩場からは稲村ダム湖や工石山や三辻山などの山並み、天気が良ければ太平洋も見ることができる。
稲村ダム湖奥の渓谷に沿って稲叢山の中腹を横切るように進むコースである。美しい渓谷や平家伝説の残る岩窟や滝などが多く見られる。
岩屋を沢から見ると鬼の顔のように見えるということから、「鬼の岩屋」と呼ばれている岩もある。
ブナ林やゴヨウツツジの古木なども魅力である。
途中の四差路からは送電線コースと同じ道に合流するので、同様に山頂からの眺めが楽しめる。
稲村トンネルから尾根を歩いていくルートである。距離が短く標高差も少ないので初心者や花を沢山見たい方におすすめ。
このコースは早春のマンサクに始まりアケボノツツジやミツバツツジ類、ゴヨウツツジやオオヤマレンゲなど沢山の花を見ることのできるコースである。
途中の四差路からは他のコースと同様に山頂からの眺めが楽しめる。
土佐町から大川村小松の大川橋を渡り、瀬戸川沿いに南川、瀬戸、黒丸を経由して約40分で稲村ダムに着く。