岩崎弥太郎の生家を起点に、生産高日本有数のナス栽培を行うビニールハウス群越しに太平洋を望む景色や植生を楽しみながら歩いて、登り1時間30分程度のハイキングコース。
手に負えないワンパク少年だった弥太郎が、安政元年(1854年)に江戸遊学に出かける際、この裏山に登り、頂上にある星神社の扉に「吾れ志を得ずんば、再び帰りてこの山に登らじ」という落書きをし、立身出世を祈願した逸話が残る。
弥太郎の商いの始まりである楠や、安芸平野の武家屋敷群の生垣に使われている土用竹など、地元の風土と密着した植生が随所見られる。
また、登り始めと星神社に、ふもとの井ノ口小学校の子どもたちが設置した案内板が設置されていることもほほえましい。
●高知市内から安芸まで
(1)土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線安芸駅下車(所要1時間程度)
(2)車で国道55号沿い約40km(所要1時間程度)
●安芸駅から出発点の岩崎弥太郎生家まで約3km。
安芸駅ぢばさんセンターと安芸観光情報センターで、無料レンタサイクル可能。
車の場合は、生家に無料の専用駐車場あり。