横倉山が土佐の国唯一の修験道の霊場として栄えた跡を残している修験の道コース。
現在も修験道当時の名残として岩場には鉄の鎖が架かっている。
また、仁淀川と越知町の平野部を望む第1駐車場から歩き始めるこのコースは、アカマツ・アカガシ・ツツジなどが自生する森を抜ける尾根道や、4億年以上昔の日本最古の石灰岩の断崖(80m)に建つ横倉宮、山中の石段の先に現れる安徳天皇陵墓参考地や大杉群に囲まれるように建つ杉原神社など、歴史や伝承を豊かな自然とともに楽しむことができるのが魅力である。
司馬遼太郎氏の小説「竜馬がゆく」では、「山腹を這い、藤づるやかずらにつかまって岩壁をつたい、やがて御嶽の頂上に出た。」と脱藩のことが書かれている。
「御嶽(みたけ)」は横倉山の別称で、三嶽(みたけ)または“おみたきさん”とも呼ばれている。
横倉山の最奥の駐車場(第3駐車場)からのコース。
幹回り3mを超えるアカガシの古木からなる自然の森が遊歩道の入り口から始まる。
豊かな植物相を育む横倉山は、植物学者・牧野富太郎の研究の場でもあったことでも知られている。
遊歩道沿いの大杉に囲まれる杉原神社や断崖の上に建つ横倉宮、また安徳天皇陵墓参考地などの史跡を遊歩道に沿って散策することができ、その様々な魅力から年間を通じて多くのハイカーが訪れている。
越知町役場周辺まで、高知市街から国道33号を松山方面へ約32km、車で約1時間。
越知町役場周辺まで、いのICから約45分。
越知町中心部から、横倉山第1駐車場まで7km、車で約15分。第1駐車場から第3駐車場まで約2km。
▼南の遊歩道(修験の道)コース
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