らんまんの舞台・高知 牧野博士の新休日 Vol.1 Spring-Summer
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原木は東京の練馬区立牧野記念庭園にある中庭にあるオオヤマザクラの植物図の陶板展示をチェック8常設展示室とシアター、中庭で博士を深く知ることができる。企画展示室では、年に数回企画展を開催する。土佐漆喰や高知県産の木材を使った温もりを感じるしつらえにも注目を。6月ヒメアジサイ南園3~4月トサノミツバツツジさくら・つつじ園など7~8月ムジナモ展示館中庭5月ヨコグラノキ展示館中庭などフィールドワークの記録を記した日本地図と標本(複製)を展示。研究熱心な博士は、標本づくりは人任せにすることなく、採集地の宿で夜遅くまで励んでいたという。博士が晩年に過ごした東京の書斎を再現。本が積み上がり、研究への熱量が感じられる。高精細な4K映像を220インチのスクリーンで上映。牧野博士や植物をテーマにした4作品が、臨場感あふれる映像で楽しめる。採集の際に使っていたブリキのカバン「胴乱」は博士の愛用品。おにぎりを入れるスペースを作り、オリジナルの仕様にしていた胴乱も。高知県立牧野植物園春・夏 見頃の花牧野富太郎記念館4Kシアターで植物の世界を体感(写真提供:高知県立牧野植物園)上映時間9:30〜16:00、30分間隔で上映上映作品4作品(各約13分)『日本植物志図篇』の複製。博士が自費出版した処女作。妥協を許さず、製版まで自身で行った。常設展示 牧野富太郎の生涯博士の生涯を4つの時代に分けて紹介。採集で使っていた道具やノート、手紙や日記などを通して、功績だけでなく人柄も知ることができる。中庭の見どころ②博士が東京の自宅で育てていたヘラノキの株を譲り受け、接木で殖やしている。中庭の見どころ③精細な植物図を実際の植物とともに見ることができる。ジョウロウホトトギスやバイカオウレンなど、12の植物図の陶板を園内で探してみよう。※陶板の植物図は新研究棟のオープンまでは11点牧野蔵牧野博士が採集した実物の植物標本や自筆の植物図など、貴重なオリジナル資料が見られる小さな展示室。展示館

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