
北川村に嫁いできて、最初の頃はお姑さんが作るのを見よう見まねで作りよった。昔はどこの家でも食べよったし、今でも何か食材があれば作るもんやき、私にとったら特別ではない日常のお料理。若い人にも知ってもらいたいと思うて、3年ばぁ前から地域で田舎寿司の勉強会をやるようになって、今は7人の生徒さんと定期的に作りよります。
村の人口の1/5がゆずを作りよって、醤油や塩と同じようにどの家の食卓にもゆの酢が並んじゅう。焼き魚、刺身、唐揚げとか何にでも「ゆの酢」をかけるし、漬物とかご飯にかける人もおるばぁ身近なもん。田舎寿司もそんな料理の一つやけど、最近はスーパーとか道の駅でも気軽に買えるようになったき、いっぺん食べてみて。
私は和美さんがやりゆう教室の生徒です!和美さんの田舎寿司を初めて食べた時に、私も作れるようになりたいと思って参加しました。ただ作るだけやなくて、山に入って食材調達からするのがリアルな田舎寿司。私にとってはまだまだ奥が深く、村の歴史が感じられる特別な存在です。今ではケータイの待ち受けにしちゅうくらい大好き!