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【こうち女子旅サロン】「お遍路講座」開催レポート2014/10/01

9月3日(水)、「こうち女子旅お遍路講座」を東京・銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」で開催しました。



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この講座は、高知県がパートナーズ協定を結ぶ富士通株式会社とのコラボ企画「こうち女子旅サロン」の一環として行ったものです。記念すべき第1回目のテーマは、今年、開創1200年の節目を迎え20~30代の女性からも注目を集めている、四国霊場八十八ヶ所をめぐる「お遍路」についてです。講師に、高知市の第31番札所 五台山竹林寺のご住職・海老塚和秀氏をお招きし、お遍路の基礎知識や昨今の遍路の姿についてお話いただきました。



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この日、集まった女子は12名。



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海老塚住職のお話の後、実際にお遍路の気分を味わっていただこうと、巡礼装束である白衣を身につけ、「お砂踏み(おすなふみ)」を体験していただきました。 お砂踏みとは、四国八十八ヶ所霊場各札所から土(お砂)を集め、その「お砂」を札所と考えて「お砂」を踏みながらお参りすることで、実際のお遍路と同様の体験をしようとする習わしです。屏風に描かれた八十八ヶ所霊場のご本尊に手を合わせながら床に敷いた赤い毛氈の上を歩きます。この毛氈の下に、各札所の「お砂」が敷かれているのです。熱心に手を合わせる人、遍路姿に変身したご自身の姿を写真に収める人、思い思いのお遍路体験を楽しんでいらっしゃいました。



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苦行、修行のイメージのある巡礼ですが、「最近では自分なりの自由なスタイルで楽しむ人が増え、間口が広がっている」とご住職。友達同士、観光気分でお出かけする女性たちも増えており、まさにこれも「女子旅」。



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「高知は人が温かい」とよく言われますが、1200年もの間、四国に染みこんだお遍路文化は、人々に「おもてなしの心」を育みました。お遍路さんに出会うと食べ物や飲み物を差し上げたり、泊まる場所を提供したりするという「お接待」の心が今も息づいています。「道ばたで休んでいたら、おばあさんが足をもんでくれて涙が出た」なんていうお遍路さんのエピソードもあります。


お遍路講座の後は、2階のレストラン「TOSA DININGおきゃく」で高知の料理とお酒をお楽しみいただきました。
カツオの塩タタキにウツボの唐揚げなど高知の定番に、キリッと辛口の日本酒。高知の真骨頂である食にも虜になっていただき、高知での住職との再会を約束して終了となりました。折しも、10月25日から1ヶ月間、竹林寺では秘仏本尊文殊大菩薩が50年ぶりにお出ましになる「平成のご開帳」を控えていることから、この時期に合わせた旅の計画で盛り上がりました。

 というわけで、11月には、サロン参加者の皆さんが高知の秋と遍路を満喫する「こうち女子旅」にいらっしゃることに。楽しみです!

文/写真 こうち女子旅プロジェクト
 


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