高知の食は、つくる人が熱々。人熱々料理

人熱々料理料理店ツアー

こうちの人熱々料理店を
リレー形式で紹介します!

サッカーを捨て、一番好きなラーメンに賭ける まんしゅう
蔦屋店

07/14 UP

店長 脇坂 早俊さん わきさか はやとし

四万十町窪川の焼肉店『満州軒』から生まれた“ジャン麺”。ジャン麺とは、卵、ニラ、唐辛子、ホルモンを使ったあんかけを麺の上に乗せた『満洲軒』独自のラーメンです。昭和35年創業、地元に根付いた焼肉店にはジャン麺を食べるために多くの人が町外から訪れます。その味に惚れ込んだオーナーが満洲軒と共に立ち上げたのがジャン麺専門店『まんしゅう』です。2015年に高知市城見町に1号店をオープン。今回の熱々な料理人は3店舗目の『まんしゅう 蔦屋店』で店長を勤める脇坂早俊さんです。

脇坂さんは四万十町窪川出身。幼い頃から焼肉を食べに行くなら『満州軒』でした。高知市内の高校へ進学し、今度は地元の味を受け継ぐ『まんしゅう』へ足繁く通いました。「とにかく目立ちたがり屋で高校生の時は生徒会長でした。何をするにも負けたくないという気持ちがあって、高校卒業後は大分でサッカー選手になることができました」。キーパーという役割では、チーム全体を見て人を活かすことや、点を入れられたら自分の責任というプレッシャーと向き合ってきた脇坂さん。常にトップに立ちたいという思いから、サッカーの世界で先が見えなくなっていた時、希望を与えてくれたのがオーナーでした。「“人にお客さんがつく” 。早俊にはそんな人間性があるから一緒に働いてほしい」。負けず嫌いで目立ちたがり屋、けれど自分よりも人のことを優先して考えられる…オーナーは脇坂さんのそんな熱いところを買っている、と言っていました。「店長になるという現実的なリーダーへの道を示してもらえて飲食業に興味が沸きました。何よりジャン麺は僕自身が一番好きなラーメンですから、サッカーを捨てても自信を持ってこの仕事ができると思えました」。

キーパーと店長には共通点が多い、と脇坂さん。お客さんやスタッフを含む全体を見ること、店の責任は自分にあるということ。サッカーで培ったものが、店長になり生かされています。「トップに立ちたいという性分は変わらないので、系列店の売上で一番になることはもちろん、いつかは独立したいと思っています。ジャン麺という一番好きなラーメンを広めるために独立することが今の僕の夢です」。

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熱々ポイント 唯一無二のジャン麺の
味わい
“ご飯に合うラーメン”をコンセプトに作られたジャン麺。ホルモン、ニンニク、ニラ、卵、豆板醤など、それぞれの素材のうま味を生かしたあつあつトロトロのスープは唯一無二の味です。熱々の出来立てが一番美味しいので、どんなに忙しくても注文が入ってスープを沸かすところから、作りたてを提供しています。
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熱々ポイント 商品に負けない人間力作り
“ジャン麺が食べたい!”と思ってお店に来ていただくのはもちろん、スタッフに会いたくて足を運んでくれるお客さんを増やせるような接客を心がけています。系列店のなかでも、気持ちのいいコミュニケーションとサービスで蔦屋店をトップにするつもりで店に立っています。蔦屋店のまんしゅうへのご来店をお待ちしています!
まんしゅう 蔦屋店
住 所 高知市南御座6-10
高知蔦屋書店1FGoogleMap
電 話 088-821-6887
営業時間 11:00~15:00、17:00~21:00
【土・日】
11:00~21:00
定休日 年中無休(1/1を除く)
URL https://janmen.jp
【次回の熱々店】
僕が紹介するのは『肉処 一福』の店主 中川さんです。とても人当たりがよくて優しい方ですが、一度閉店したお店を復活させるために仕事を3つ掛け持ちして開業資金を貯めたという熱い一面も。お祖父さんが作ったお店を復活させて守っていく。その想いをぜひ聞いていただきたいです!