植物学者・牧野富太郎 博士とは
牧野富太郎は日本が世界に誇る植物分類学の第一人者です。
自らを「草木の精」と名乗り、一生涯を通して植物分類学の研究に打ち込み、新種や新品種など
1,500種類以上の植物を命名しました。また日本全国に採集調査を行い、生涯に40万枚とも
言われる膨大な数の標本資料を収集、後世に残した蔵書は45,000冊を数えます。全国規模
の植物知識の教育普及活動にも尽力し、地元の植物研究家、愛好家などの育成に努めました。
78歳で刊行した「牧野日本植物図鑑」は、これまでの研究の集大成であり、
専門家から一般の人々まで広く支持されています。