発見!高知の新定番グルメ

特別な日の極上の贅沢 【うな重・うな丼】

うな重・うな丼

お重のふたを開けると、香ばしい、いいにおい。ご飯が見えないくらい蒲焼きが敷き詰められたうな重に、気分はうなぎのぼり!? はやる気持ちを抑えて、まずは肝吸。すっきり上品なうまみが口いっぱいに広がります。蒲焼きに粉山椒を軽くふって、一口。サクッ……に続いて、ふわっとやわらかな食感。甘辛のタレがご飯にいい具合にからまり、シンプルだけど至福のごちそうです。まさに、夏の贅沢ここにあり! 
日本人とウナギの歴史は古く、さかのぼること縄文・弥生時代。ウナギの回遊経路となっている黒潮の影響を受ける太平洋岸の遺跡からウナギの骨が多く出土していて、日本人が太古の昔からウナギを愛し食べてきたことがわかります。
高知の養殖ウナギの収穫量は、鹿児島・愛知・宮崎のトップ3に続く。清らかな水と磨かれた養殖技術が、天然ウナギにひけをとらない、うま~いウナギの食文化を支えています。


夏におすすめ

高タンパクで消化がよくビタミン豊富なウナギは、夏バテに効く!
暑い夏にウナギが恋しくなるのは、なぜなのでしょう。『万葉集』の大伴家持の歌に、「むなぎ」は「夏やせによしといふ物」として詠まれています。江戸初期、ウナギは丸ごと串刺しで屋台で焼く、庶民のファストフードだったとか。土用丑の日に蒲焼ウナギを食べる習慣は江戸中期に始まったとされています。

うまさの秘訣

関東は〈切腹を嫌って〉「背開き」、関西は〈腹を割って話そうよ〉の「腹開き」が多いようですが、高知は「背開き」が多いとか。蒸す工程を入れるとしっとり柔らかな仕上がり、蒸さずに地焼きするとぱりっとした食感に……お店ごとに、極上の蒲焼を追求しています。
ウナギの蒲焼は、「串打ち3年、割き8年、焼き一生」と言われるほどの職人技が必要とされてきました。ウナギ職人の優れた技術が、うまさをつないできています。

味わい色々

味の決め手はタレ。醤油、砂糖、みりん、水飴……数種類の調味料をミックスさせた秘伝のタレが、ウナギ専門店の暖簾を守ってきました。辛口、甘口……好みは人それぞれ。食べ比べてみるのも一興です。
ウナギは天然のシラスウナギから育ちます。養殖と言っても、絶滅のおそれがあるとされている野生生物。ありがたくいただきたいものです。

うな重・うな丼を提供するお店はこちら

※この情報は、高知県観光コンベンション協会賛助会員及び「高知家の食卓」県民総選挙歴代選抜店舗を対象として作成しています。
※取扱いウナギは店舗により産地が異なります。
店名 住所 電話番号 備考
株式会社かいだ屋 南国市浜改田1330-3 088-865-3740  
御食事処 あしずり 土佐清水市元町3-15 0880-82-0825 GW、お盆は提供なし
土佐食人こうじ家 高知市廿代町7-23 マツチヨビル2F・3F 088-875-1233 夜のみ
寿し柳 高知市南はりまや町1-2-20 088-823-0101  
本池澤(本店、大橋通り店、ひろめ市場店) 高知市本町2-1-19 088-873-3231  
土佐ノ國 二十四万石 高知市帯屋町1-2-2 088-822-2459  
お食事処いちもん家(物産館サンリバー四万十内) 四万十市右山383-7 0880-34-5552  
味舗うな泰 高知市南はりまや町1-3-1 088-824-0991  
料亭旅館 臨水 高知市鷹匠町1-3-14 088-822-1166 要予約・夜のみ
丼の十三(ひろめ市場内) 高知市帯屋町2-3-1 090-5275-6757  
釜めし 初音 室戸市室津2616-1 0887-22-0290  
味劇場 ちか 四万十市中村新町1-39-2 0880-34-5041 夜のみ
土佐料理 土佐っ子 高知市追手筋1-5-9 088-823-2101 夜のみ
季節料理たにぐち 四万十市中村大橋通4-50 0880-34-3388  
海鮮料理 海ぼうず 高知市追手筋1-10-19 088-823-8205 要予約・夜のみ
さめうら荘 土佐郡土佐町田井182 0887-82-1020