
茶碗に注ぐと、金色透明の美しさ。香り高く、口に含むと苦味なく、ふくよかな味わい。これが土佐茶の特長です。
一番茶は4~5月に摘み取られます。冬に蓄えられた栄養分が春の訪れとともに新芽に集められるため、一番茶は栄養分も高く、さわやかな風味があります。6~7月になると二番茶、三番茶の摘み取りです。
土佐は古くから質の高い山茶が自生していて、山間部の急斜面に広がる茶畑の風景は圧巻です。仁淀川町や四万十町をはじめ産地もたくさんあり、清流と昼夜の温度差がおいしいお茶を育ててきました。
実は、土佐茶はブレンド茶として静岡茶のブランドを支えてきたほどで、まさに「隠れた銘茶、土佐にあり」です。