早咲きのカンヒザクラから遅咲きの八重桜までさまざまなサクラが植栽された芸西村桜ヶ丘公園は、長い期間お花見が楽しめる場所として、地域の人々に愛されています。広い公園の景観をさらに向上させ、サクラの名所として継承していく取り組みがこの度行われました。
初めに牧野博士について子どもたちに説明を行い、続いて苗木の植え方を指導しました。その後数人ずつのグループに分かれ、苗木を植樹場所に運びました。
「みんなで穴を掘ってください」という声を受け、子どもたちが懸命にスコップで穴を掘ります。植樹に参加した「芸西子ども会」は、芸西小学校と芸西幼稚園に通う子どもたちの集まりです。
「ミミズがおった!」「なかなか掘れん~」と四苦八苦しながらも、協力してあっという間に苗木を植樹しました。「大変だったけど、咲くのが楽しみです」と子どもたち。
たくさんのサクラがある桜ヶ丘公園ですが、中には弱っている木もあるそう。今回の植樹で、公園が一層賑やかになりそうです。
芸西村役場の山本浩孝さん(右)は「桜の名所として、公園を継続的に次世代へと残していきたい」と話します。またげいせい観光開発の猪野司考さんは「高低差があるので、上からサクラがきれいに見えますよ」と公園の魅力を教えてくれました。
広い公園内には道路が整備され、のんびりと散策が楽しめます。また例年3月下旬にはライトアップが行われ、幻想的な夜桜を愛でることもできます。