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香美市/清水公園

サクラ咲き誇る美しい棚田の風景を、いつまでも
熟練から若手へ。その子どもたちへとつないで

日本三大鍾乳洞の一つ「龍河洞」のそばにある「清水公園」。毎年200本のソメイヨシノが棚田を彩ります。約50年前からこちらの整備に携わる龍河洞保存会のベテラン陣と、若者を中心とする龍河洞BASEのメンバー、男性18人が力を合わせました。
日時
2023年4月4日(火)13:00~15:00
場所
清水公園(香美市土佐山田町逆川)
団体名
公益財団法人龍河洞保存会、NPO法人龍河洞BASE
植樹した樹種
ヤマザクラ60本
清水公園は、龍河洞保存会のメンバーや住民の手で造ってきたサクラの名所。龍河洞駐車場を向かって左へ曲がり、道なりに100mほど進んだ所にあります。3月下旬~4月上旬頃には花見用のテントが張られ、夜はライトアップも行われます。
植樹は2組に分かれ、各組に龍河洞保存会のベテランメンバーが植え方のアドバイスに付きました。今回植えたヤマザクラは、数年かけて順調に育てばソメイヨシノより早い開花が予想され、時間差で満開を楽しめそうです。
20~80代、世代の違う方々が集結。龍河洞周辺でカフェを経営する子育て中の男性は「サクラが咲いたら、子どもたちにお父さんが植えた木だよと自慢したい。さらに次の世代にも活動をつなげたいですね」と話してくれました。
植樹に参加した龍河洞BASEの会員は、高知大学地域協働学部の学生や、社会人など20~40代の若手が中心。「植樹は初めてでしたが、良い経験になりました。楽しかったです」と、心地よい汗を流していました。
龍河洞BASE代表、高知大学大学院生の柳原伊吹さんは香美市出身。郷土のシンボルである龍河洞周辺を市民ベースで盛り上げたいとNPO法人を立ち上げました。周辺の清掃活動やイベント出店などさまざまな活動を行っています。
「元気のある若いメンバーと一緒に植樹ができ、我々も嬉しかったです。有志の手で整備してきた清水公園の美しいサクラの風景を、ずっと残していければありがたいですね」と、龍河洞保存会会長理事・岡村錦一さん。