片岡 雄司佐川町長や、9年目を迎えた公園のリニューアル事業を支える「牧野公園はなもりC-LOVE」の皆さんなど、約30名が参加。初めに植樹経験豊富な方々が、苗木の植え方や肥料の量などを参加者に指導しました。
佐川町/牧野公園
牧野博士の生誕地・佐川町から、植樹イベントがスタート。
博士ゆかりの公園を、サクラでより一層賑やかに。
牧野博士が東京から‘染井吉野’を故郷に送り、地元の有志が植えたことが牧野公園の始まりです。350本のサクラをはじめ、博士が愛した山野草など数多くの植物が植栽されている公園をより賑やかにしようと、4種38本のサクラの苗木が植樹されました。
- 日時
- 2023年2月1日(水)9:00~11:00
- 場所
- 牧野公園
- 団体名
- 佐川町、牧野公園はなもりC-LOVE
- 植樹した樹種
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ソメイヨシノ‘染井吉野’ 15本
サクラ属‘仙台屋’ 10本
オオヤマザクラ 10本
オオシマザクラ 3本
参加者は3班に分かれ、広い公園内に苗木を植えていきました。当日は伊野商業高校のインターンシップ生や、県外から移住した地域おこし協力隊員も参加。「みんなで育てる公園」という、牧野公園らしいイベントになりました。
「お日様に向かって枝が伸びるように」と一本一本、丁寧に植樹します。高知を代表する桜の名所として知られる牧野公園。今回の植樹で公園がますます華やかに、そして訪れる人が多くなりそうです。
牧野公園はなもりC-LOVEの皆さんは、日頃から楽しみながら植物の苗の育成、除草、植栽などを行っています。今回も苗木に手を合わせ「きれいなサクラが咲きますように」と笑顔でお祈り。「牧野先生が愛したサクラをぜひ多くの方に見ていただきたい」と、数年後の開花を楽しみにしています。
公園がある山からは、佐川町の街並みが見渡せます。サクラは早咲きから八重咲きまで種類が豊富で、2カ月以上にわたり花が次々と咲き、訪れる人を癒やします。また公園では約500種類の可憐な山野草も見られ、四季折々の景観が楽しめます。
公園整備に携わって14年目の田村一水さんは、全国さくら功労者にも認定されています。今までに、町内外を含め、約3,500本にものぼるサクラの苗木を育成・植樹してきたほか、山野草も数多く整備してきました。牧野博士に思いを馳せる牧野公園は、こうした地元の方々の温かい心にも触れることができる憩いの場です。