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須崎市/神田(ジンデ)砂防ダム

“美しい里づくり”への思いをひとつに。
砂防ダム周辺を、花と緑あふれる憩い空間へ有効活用

小雨が降り、残念ながら来られなかった人も多い中で行われた植樹。砂防ダムを整備して拓けた周辺の土地を、せっかくなら桜で華やかにし、地域内外の人が憩える場所に。思いを同じくする「集落活動センターあわ」のメンバーが集まりました。
日時
2023年3月21日(月・祝)9:00~10:00
場所
神田(ジンデ)砂防ダム(須崎市安和)
団体名
集落活動センターあわ
植樹した樹種
ソメイヨシノ‘染井吉野’ 10本
周辺は、シカによる樹木の食害が深刻な地域。新芽が出た途端食べられてしまわないよう、できるだけ背丈の高い苗木を提供してもらいました。深さを確かめながら穴を掘り、丁寧に植えていきます。
仕上げに藁を被せ、夏に向けて根元の土が乾燥したり、強い日差しが直接当たるのを予防します。分解された藁は木の栄養分にも。昔ながらの知恵を使い「どうかすくすく育ちますように」と、願いを込めました。
さまざまな年代の方が集まり、地域コミュニティの活性化や、課題解決に向けた活動を行う「集落活動センターあわ」。中でも主に“美しい里づくり”に取り組む北澤一男さん。普段から耕作放棄地に花の苗を植えるなどの活動をしています。
参加者は、美しい里づくりの発起人である浜口賢さんや、自身で育てた日本ミツバチの蜂蜜でリキュールを造り、収益の一部を花苗の購入に寄付する門田雅人さんなど。地域を花でいっぱいにしたいと、同じ思いを持っています。
砂防ダムのある敷地内には、参加者・浜口賢さん所有の山があり、以前より複数のソメイヨシノ’染井吉野’が植えられています。毎年、高知市内より少し遅れて満開を迎えるとのことで、隠れた名所となっています。
大雨の際、山の斜面から落ちて来る土砂や木をせき止める役割を果たす「砂防ダム」。木を切ったことで、杉林の下に隠れていた「ビロードムラサキ」が復活。牧野富太郎博士が五台山で最初に発見し、命名した植物です。