観光博覧会「牧野博士の新休日」は終了しました。
新キャンペーン「どっぷり高知旅」を開催中です。


【佐川町立佐川地質館】 特別展 牧野博士と佐川の地質(~3/24)

佐川地質館では、牧野博士と佐川の地質を「植物一家言」をもとに紹介する特別展「牧野博士と佐川の地質」を開催中です。(2024年3月24日まで)

牧野博士の出身地である佐川町は、ドイツ人の地質学者エドムント・ナウマン博士が地質を調査して以来、日本地質学発祥の地の一つとして知られています。ここ佐川地質館は、国内外の化石等が多数展示され間近で観察することができます。
地質館に入ると、動く恐竜チラノサウルスが大きな声とともに皆さんを太古の昔にタイムスリップさせてくれます。主展示室では、46億年の地球の歴史を天井までのびる地質タワーで学ぶことができ、老若男女を問わず楽しめる施設です。


特別展示室で開催中の「牧野博士と佐川の地質」では、植物学者・牧野博士の直筆の手紙と、牧野博士の晩年の随筆「植物一家言」に取り上げられている化石や、植生と深い関わりのある岩を紹介しています。



牧野博士の直筆の手紙は、昭和27年3月13日に佐川町民報宛てに出した「佐川繁榮策の一助として」と題されたもので、佐川の町おこしのために化石を展示する博物館を建設し、沢山の人に来て見て貰うべきと書かれています。牧野博士の出身地に地質館が誕生したのは、それから40年後のこととなります。


また、牧野博士の随筆「佐川の化石」には、地質学者・小藤文次郎博士が佐川町に地質調査に訪れた際に、牧野博士も化石採集に同行していることが記されています。
「日本の植物学の父」の呼び名で広く知られる牧野博士ですが、地質学に対する造詣の深さにも驚きます。

佐川地質館の屋外展示場では、約2億2千万年前の地層から運んできた土の中から⼆枚⾙化⽯「モノチス」を探して持ち帰りもできます。


宮﨑館長は、「展示している化石や鉱石は、今では間近に見ることができない大きさの物や、専門家の方々からも他では見られない珍しい資料と言われます。資料の解説はお子様でも読みやすくし、海外の方でもわかるよう英語表記もしています。学芸員の森は英語で、私は手話で話しのできるバリアフリー博物館です。」「化石採掘のハンマーも販売しています。五感を使って楽しんでもらえますので、ぜひお越しください」と仰っています。

事前予約を行うことで、約2億2千万年前の海の地層から化石発掘の貴重な体験もできます。
年内は12月11日(月)、28日(木)が発掘体験日です。詳細は佐川地質館に電話にてお問い合わせください。

また、2024年1月13日から2月29日まで「わんさかわっしょい体験博2023」が佐川町で開催されます。
体験博期間中に6回、佐川地質館の学芸員森さんの案内で貝化石の発掘体験「2億年越しの潮干狩り」を予定しています。詳しくは下記公式webサイトにてご確認ください。


<牧野博士と佐川の地質>
開催期間:2024年3月24日(金)まで開催中
開催時間:9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始(12月29日~1月3日)
※令和6年3月末迄は月曜日開館。但し、臨時休館日を設けることもあります。
会 場:佐川町立佐川地質館 特別展示室
高知県高岡郡佐川町甲360番地
入館料:一般300円/小・中・高生100円
問合せ:TEL 0889-22-5500
URL:https://sakawa-geomuseum.jp/event 
アクセス:
・JR土讃線佐川駅下車、徒歩約15分
・高知自動車道伊野ICから、車で約30分
・JR土讃線佐川駅より車で約3分
駐車場:無料(大型5台、普通車30台)


わんさかわっしょい体験博<通称:わんぱく>
連絡先:わんぱく事務局 一般社団法人 さかわ観光協会
高知県高岡郡佐川町甲1474番地
問合せ:TEL0889-20-9500
URL:https://www.onepaku.net/ 


2023/12/04