大豊町出身の松浦佐用彦は、日本で最初の近代考古学学者といわれており、大森貝塚の発掘にも携わった人物です。その功績を紹介する企画展『松浦佐用彦と研究者たち』がこちらの資料館で開催されています。
松浦佐用彦は東京大学へ進学のため上京。エドワード・モースの「特別学生」として学びました。同大学で植物学教授を務める矢田部良吉(牧野富太郎の東京大学の出入りを許可した人物)と同僚という関係で、共に調査・研究を行っています。パネル展示では、志を持ち上京した松浦佐用彦について、その人となりや研究にかけた思いなどを知る事ができます。企画展は9月30日まで開催されています。
<松浦佐用彦(1856-1878年)>
豊永郷黒石(現 高知県長岡郡大豊町黒石)出身
土佐藩の給費生として、東京外国語学校に入学卒業し、東京大学に入学する。
エドワード・モースの第一学生と記録されている。
松浦佐用彦墓碑改葬時の出土物の展示やモースの著書等も展示されており、展示パネルとともに、楽しく学ぶことができます。
豊永郷民俗資料館は、昭和30年代に収集された民具(民俗資料)が保存されている資料館で、民具が約3,000点ほど収蔵されています。その多くが、「土佐豊永郷及びその周辺における農村生産用具」として国の重要有形文化財に指定されています。豊永郷の当時の人々の生活や文化を知ることができます。
定福寺の大賀ハス。弥生時代の遺跡から見つかった種を発芽させて育てた株を譲りうけたもので、8月上旬頃までが見頃です。
敷地内には、万葉植物園も併設しており、様々な植物にも触れることができます。
<周辺おすすめランチ>
土佐町さめうら荘レイクサイドホテルの「幻の和牛 土佐あかうし富太郎御膳」
牧野博士が好んで食べた、牛肉・トマトをふんだんに使った夏限定メニュー(~10月末まで予定)が登場。
土佐あかうしのステーキ丼はショウガが効いたさっぱりしたソースで夏にぴったりです。
予約制(4名様からご予約可能)で、金額は2,750円(税込)です。
問合せは、さめうら荘レイクサイドホテルまで。(電話:0887-82-1020)
さめうらカヌーテラスで冷たいドリンクはいかがですか?
高知県の旬な果実を使ったスカッシュ「土佐ポンチ」や、なんとナスがゴロゴロと入った「ナスカッシュ」がおすすめです!
<松浦佐用彦と研究者たち・企画展>
開催期間:2023年5月5日(金)~9月30日(土)
開催時間:9:00~17:00
休館日:なし
会場:豊永郷民俗資料館
高知県長岡郡大豊町粟生158
入館料:大人500円、大学・高校生300円、小中学生100円
問合せ:TEL0887-74-0305
URL:http://jofukuji-kochi.jp/museum_1.html
アクセス:車:大豊ICから車で約30分、駐車場あり(無料)