およそ100年前に、牧野博士が自身の手で採集した貴重な植物標本。
高知県立牧野植物園の植物研究交流センター内にある牧野ミュージアムショップサクラ。100年前の牧野博士の研究室をイメージした店内で、9月1日(金)まで東京都立大学牧野標本館の植物標本８点が特別展示されています。
全８点のうち７点は牧野博士が採集したもの。どの標本も、花や葉の付き方までわかるほど綺麗に残っています。これらの植物たちを、博士は愛情を込めてじっくりと観察していたことでしょう！
こちらは博士が採集したものではありませんが、1889年に高知県吾川郡で採集されたウラジロウツギ。博士が命名した植物で、学名は Deutzia maximowicziana Makinoといい、博士がロシアの植物学者 マキシモヴィッチ博士に献名しています。
展示パネルには、植物研究の重要な資料である植物標本のラベルの説明もありますので、ぜひ注目してみてくださいね。
植物園内を散策し博士が愛した植物にたくさん出会った後は、牧野ミュージアムショップ サクラで貴重な植物標本を鑑賞してお楽しみください。この夏の自由研究で標本づくりに挑戦するお子さまにもおすすめです！
＜特別展示「牧野富太郎の植物標本」＞
開催期間：～2023年9月1日(金)
開催時間：9：00～17：00
休：開催中なし
会場：牧野ミュージアムショップ サクラ
高知県高知市五台山4200-6 牧野植物園 植物研究センター内
問合せ：TEL 088-802-6286
ＵＲL：https://shop.nonoca.in/
このほか、牧野植物園では10月1日(日)まで牧野富太郎記念館 展示館にて、本来科学的資料である牧野博士の植物標本をアートとサイエンス２つの視点から紐解く企画展を開催しています。
＜菅原一剛「MAKINO 植物の肖像」展＞
開催期間：～2023年10月1日(日)
開催時間：9：00～17：00（最終入園 16:30）
休：開催中なし
会場：牧野植物園 牧野富太郎記念館 展示館
高知県高知市五台山4200-6
問合せ：TEL 088-882-2601
ＵＲL：https://makinobapj.com/syozo2023/
アクセス：はりまや橋から車で約20分（駐車場無料）、JR高知駅より「MY遊バス」で約30分
※2023年8月末までの土日祝日は高知新港臨時駐車場をご利用ください。（無料シャトルバス有） 詳細は牧野植物園公式HPをご覧ください。
植物標本、植物図、牧野図鑑。
牧野博士の植物への深い愛情と情熱が体感できるこちらの動画もぜひご覧ください。
