香港映画『ラスト・ソング・フォー・ユー』の舞台になった高知県

2024年の香港、クリスマスシーズンに劇場公開され大ヒットとなった映画『ラスト・ソング・フォー・ユー』(原題:久別重逢)は、10代の出会いと恋、大人になってからの成功と挫折、大切な人の喪失を描いています。やがて、かつての出会いの意味を知る…という、ファンタジー的な美しさと、現実の重さを感じさせながら、それでいて前向きなメッセージにあふれた、とても不思議な魅力がつまった作品です。
© 美亞娯楽 Mei Ah Entertainment
映画の中で主人公たちは日本を訪れますが、ロケは高知県で行われました。映画『ラスト・ソング・フォー・ユー』と高知県のロケ地をご紹介します。
映画のプロデューサーは ウィルソン・イップ(葉偉信)。世界的なアクションスター ドニー・イェン(甄子丹)を主演にした『イップマン(葉問)』シリーズで知られる香港映画界の大監督、プロデューサーです。
監督はジル・リョン(梁禮彦)。香港映画界で長く脚本家として活躍、今回の『ラスト・ソング・フォー・ユー』で監督デビューしました。2025年の香港映画監督協会で新人監督賞を受賞、香港電影金像奨では新人監督賞にノミネートされました。
主演は、イーキン・チェン(鄭伊健)、イアン・チャン(陳卓賢)、ナタリー・スー(許恩怡)、セシリア・チョイ(蔡思韵)。
イーキン・チェンは香港映画ファンなら誰もが知っている長年のスター。
ナタリー・スーは2役を演じ、香港電影金像奨では主演女優賞にノミネートされました。
主な高知県のロケ地をご紹介します。
高知県のロケ地(1)路面電車
JR駅に降り立ち、路面電車に乗る主人公のシーンが撮影されました。
高知県のロケ地(2)美馬旅館
日本を旅する2人がお互いを知っていくシーン等、色んなシーンが撮影されました。
高知県のロケ地(3)中土佐町(ふるさと海岸)
だるま朝日を見たい2人が向かいます。印象的で美しいシーンです。
高知県のロケ地(4)四万十市(天神橋商店街・栄町商店街)
高知県のロケ地(5)中土佐町(久礼八幡宮)
共通の思い出の人について2人が語り合います。
高知県のロケ地(6)四万十市(一條神社)
本編のクライマックス、とても重要なシーンが撮影されました。
高知県のロケ地(7)土佐くろしお鉄道(ごめん・なはり線)
2人の旅程が美しく表現されたシーンです。
本編には出てこない高知ロケのシーンも出て来ます。
日本では2025年3月の大阪アジアン映画祭のコンペティション部門で初めて上映されました。 ロケを支援した高知フィルムコミッションが、上映のために来日したジル・リョン監督にインタビューしてきました
主人公のソ・シンワ(蘇昇華)にフォーカスした特別映像
高知ロケの様子など本編にない映像を見ることができます。
高知ロケの様子など本編にない映像を見ることができます。
映画メイキング(夏文萱編)
ソ・シンワと一緒に旅をするハー・マンヒュン(夏文萱)にフォーカスした特別映像
演じたナタリー・スーのインタビューは美馬旅館で行われました。
土佐くろしお鉄道での撮影の様子も出て来ます。
ソ・シンワと一緒に旅をするハー・マンヒュン(夏文萱)にフォーカスした特別映像
演じたナタリー・スーのインタビューは美馬旅館で行われました。
土佐くろしお鉄道での撮影の様子も出て来ます。
最終更新日 2025年05月02日