【大原富枝文学館】企画展『草を褥に-小説牧野富太郎』

~大原富枝の描いた富太郎と壽衛の物語~
 牧野富太郎の妻寿衛の手紙をもとに、植物界の巨匠牧野富太郎の光と影を大原富枝独自の視点で描いた『草を褥に-小説牧野富太郎』は、小学館発行の雑誌「サライ」で平成11年10月から翌年5月まで16回にわたり連載されました。
 しかし、連載中に大原は心筋梗塞のため入院、平成12年1月27日に心不全で死去します。ほんとうの意味での完結を見ずに終わった作品です。   
訃報が告げられた後もしばらく連載は続き、残された原稿をもとに単行本の刊行に至りました。

 企画展では、大原が編集者に送った手紙や直筆の書き込みが残る書籍、作品執筆の直接的なきっかけとなった寿衛の手紙の複写などを展示、また、第1章から第16章までの簡単なあらすじをパネルにして紹介しています。
 大原富枝が最後に描いたのは、植物学に没頭する牧野富太郎と、破天荒な夫を支え続けた妻の特異な夫婦愛でした。強い思いをもって物語に挑んだ大原の「富太郎と寿衛」を企画展で感じていただきたいです。
名称
【大原富枝文学館】企画展『草を褥に-小説牧野富太郎』
開催日時
開催期間  2023年6月4日(日)~2023年9月30日(日)
開館時間  午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日   月曜日(祝祭日の場合は翌火曜日)
開催場所
大原富枝文学館
本山町 本山568-2
料金
一般・大学生 300(240)円、小中高校生 100(80)円
駐車場
本山町プラチナセンター駐車場をご利用ください。
※お体の不自由な方は、館庭に駐車してください。
交通アクセス
車 ・高知市から車で高知自動車道を利用し、
   大豊インターより国道439号線へ。約50分。
  ・高知龍馬空港より車で、約50分
鉄道:土讃線JR大杉駅下車 嶺北観光バス(田井行)で、
   本山プラチナセンター前下車、徒歩約1分

お問い合わせ
高知県長岡郡本山町本山568-2  
0887-76-2837
ホームページ
https://oohara-tomie-bungakukan.net/
最終更新日 2023年06月05日