野中神社(お婉堂)

のなかじんじゃ

#寺社

野中兼山の娘、婉の建てた祠堂

江戸時代、初期の土佐藩で奉行として30年に渡り活躍した人物です。祖母は初代藩主・山内一豊の妹・合(ごう)でした。
藩政改革の命を受けて、堤防建設、新田開発、港の建築を行い、能力次第で下級武士を登用する等、大きな功績を上げました。
しかし、厳しすぎる姿勢が領民や上級武士の反感を買うなどして失脚、兼山の死後は野中家はお取り潰しとなりました。
兼山の没後、四女の婉は医者をしながら、谷泰山から儒学、神道を学び、誇りであった父兼山を祀るため、1708年、野中家の遺品を売却し、兼山の旧臣であった古槇氏とともに祖先の祠室を建立しました。この野中神社はお婉堂と呼ばれ、当時の面影をそのままに、ひっそりとした佇まいを見せています。野中家の先祖や旧臣を祠り、お婉堂として親しまれています。

基本情報

  • 名称

    野中神社(お婉堂)

    (のなかじんじゃ)

  • お問い合わせ

    香美市教育委員会
    電話:0887-53-1082
    ファックス:0887-57-0123

  • URL

アクセス

  • 所在地

    〒782-0044 香美市土佐山田町中組

  • 駐車場

    あり

    無料

  • 交通アクセス

    高知自動車道・南国ICから車で約10分

更新日 2016年04月18日

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