猿田洞

忍者修行の地として伝わる全長1420mの天然鍾乳洞
高知県日高村にある猿田洞は、安政5年(1858年)に付近の農民・虎之丞によって発見された全長約1420mの石灰洞です。発見当時は見物人で賑わい、入口付近には売店が並ぶほどの人気を博しました。『岩窟往来略図』及び『岩窟往来略図言』が印刷・販売され、大きな利益を得た者もいたと伝えられています。
昭和35年(1960年)に村の文化財に指定され、洞内の探勝ができるよう整備されています。鍾乳石や石筍の状態が良いものは少ないですが、人の手があまり加えられていないため自然のままの地形が残り、探勝はスリル満点です。
洞内からは2万年前に生息した有蹄類の一種「赤鹿」の骨などが発見されており、現在もコウモリやカマドウマなどが生息しています。洞口付近は涼しいため、周辺住民のコミュニティの場としても親しまれています。
忍者・日下茂平の修行の地としての伝承も残されており、歴史ロマンを感じさせる場所でもあります。
名称
猿田洞
(さるたどう)
所在地
781-2152 高岡郡日高村沖名
お問い合わせ
日高村教育委員会
電話番号:0889-24-5115
備考
入洞時の注意
・入洞前、出洞後に必ず日高村教育委員会に連絡してください
・1人での入洞は禁止です
・洞窟の破損や生物の捕獲はしないでください

アクセス

所在地
781-2152 高岡郡日高村沖名
交通アクセス
車:高知市内中心部から、車で約40分
最終更新日 2025年10月03日