木造金剛力士立像
もくぞうこんごうりきしりゅうぞう
#銅像・記念碑
力強さと優美さが共存する地方彫刻の秀作
高知県に伝わる谷地仁王門の金剛力士像は、かつて谷地の法華寺(廃寺)に安置されていた仏教彫刻です。阿形像が約204cm、吽形像が200cmの堂々たる像高を誇り、ヒノキの寄木造、彫眼の彩色像として制作されました。
肉身部を朱色、裳を黒色で彩色したこの像は、全体的にバランスが良く、特に顔面と上半身は力強い表現に満ちています。ただし下半身はやや上体との均衡を欠き、指の表現も五本とも同形同大で変化に乏しいことから、未完成とも言われています。
それでも地方の金剛力士像としては秀作と評価されており、制作時期は室町時代かやや後の時代と推定されています。中央の様式を取り入れながらも、地方の仏師による独自の工夫が見られる貴重な文化財です。
肉身部を朱色、裳を黒色で彩色したこの像は、全体的にバランスが良く、特に顔面と上半身は力強い表現に満ちています。ただし下半身はやや上体との均衡を欠き、指の表現も五本とも同形同大で変化に乏しいことから、未完成とも言われています。
それでも地方の金剛力士像としては秀作と評価されており、制作時期は室町時代かやや後の時代と推定されています。中央の様式を取り入れながらも、地方の仏師による独自の工夫が見られる貴重な文化財です。
基本情報
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名称
木造金剛力士立像
(もくぞうこんごうりきしりゅうぞう)
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お問い合わせ
土佐市教育委員会生涯学習課
TEL:088-852-7696
更新日 2025年10月03日

