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坂本龍馬特集Sakamoto Ryoma
土佐の歴史さんぽ 四国八十八カ所めぐり
in 高知

気投票をすると必ずと言っていいほど上位にランクインする坂本龍馬は、江戸時代末期の土佐藩・高知城下に生まれました(現在の高知市上町1丁目)。
術を学び、江戸に出て北辰一刀流に入門すると、目録を伝授されるほどの腕前となりました。江戸修行時代に「黒船騒動(1853年)」を目撃して、衝撃を受けます。
8年後、土佐勤王党に参加しますが、さらに1年後には藩を抜けて江戸に向かいます。江戸幕府の勝海舟に師事して神戸で航海術などを学びます。その間に、薩摩藩の西郷隆盛や、福井藩主の松平春嶽らの知遇を受ける等、人を魅了する才能で知己の多い人物だったと言われます。
が江戸に呼び戻された後は、亀山社中(後の海援隊)を営み海運業を通じて、薩長同盟の仲介と成立に尽力し、幕府による長州征討では長州軍に参加する等、幕末の政局の転機で躍動をしています。
国に並び立つ新国家を設立するため、土佐藩を動かして、大政奉還を実現させますが、その翌月に京都で中岡慎太郎と共に暗殺されました。

1835年 天保6年11月15日 高知城下(現在の上町1丁目)に生まれる
1853年 江戸修行へ。北辰一刀流の千葉定吉道場へ入門(千葉佐那と出会う)
(ペリーが浦賀に来航)
1854年 (日米和親条約が成立)
1860年 (桜田門外の変が起きる)
1861年 土佐勤王党に参加
1862年 脱藩、江戸へ。勝海舟に出会う
1863年 勝海舟の私塾に入門し、塾頭になる
(薩英戦争が起きる)
1864年 お龍と内祝言をあげる
(池田屋事件、新撰組が尊王攘夷派を襲撃)
(下関戦争・長州藩が英仏蘭米連合軍に敗北)
勝海舟の使者として薩摩藩・西郷隆盛と面会
1865年 薩摩藩の支援を受け長崎で亀山社中を設立、海運業などに取り組む
1866年 土佐藩・中岡慎太郎とともに薩摩・長州を仲介、薩長同盟が設立
寺田屋事件、幕府側に襲撃されるが九死に一生を得る
お龍とともに薩摩藩へ(日本初の新婚旅行とされる)
第2次長州征討で長州軍に参加(幕府軍が敗退)
1867年 長崎で後藤象二郎と会談
亀山社中を海援隊と改める
大政奉還に向けて尽力する(後藤象二郎を通じて土佐藩主・山内容堂に建白)
(将軍・徳川慶喜が大政奉還を行う)
慶応3年11月15日 京都(近江屋)で中岡慎太郎とともに暗殺される
(享年33歳)
高知県立坂本龍馬記念館提供