26番 金剛頂寺

第二十六番 龍頭山 光明院 金剛頂寺(りゅうずざん こうみょういん こんごうちょうじ)

【御詠歌】往生に望みをかくる極楽は月のかたむく西寺の空
【真言】おん、ころころ、せんだり、まとうぎ、そわか
「東寺」と呼ばれる最御崎寺に対して、ここ金剛頂寺は「西寺」と呼ばれていて、寺域は3万3000㎡にも及ぶ。大同2年(807)、弘法大師が薬師如来の坐像を刻み本尊とし、国の重要文化財となっている。また、境内にはヤッコソウの自生が見られ、こちらも県の天然記念物になっている。

■本堂と大師堂

本堂
大師が刻んだ本尊は、開山以来の秘仏で、完成したと同時に自ら本堂の扉を開けて鎮座したという話が残されている。毎年12月31日から翌年の1月8日までは、御開帳されている。
天狗問答
納経所のすぐ左にあるブロンズのレリーフ。空海が室戸で修行した際の、「天狗問答」と呼ばれる逸話を描いたもの。
厄 坂
本堂に向う石段には、男性、女性の厄落しの目安になるように「男坂」「女坂」として、目印がある。
DATA
場所:高知県室戸市室戸町元乙523
TEL:0887-23-0026
アクセス:南国ICより車で約1時間30分
/ごめん・なはり線「奈半利」駅より高知東部交通バス「室戸岬・甲浦」行きで約35分、「元橋」下車徒歩約45分
【施設情報】