廣井勇 像 (広井勇)ひろいいさみ ぞう

高知が生んだ日本近代土木工学の第一人者
日本初のコンクリート製外洋防波堤を建設した、日本近代土木工学の第一人者です。
幕末に土佐藩(現在の高知県)の佐川町に生まれ、植物学者・牧野富太郎とともに、藩校「名教館(めいこうかん)」で学びました。NHK朝の連続テレビ小説『らんまん』(2023年)に登場した広瀬佑一郎(中村蒼)は廣井勇をモデルにしていると言われています。
明治維新前後の混乱に苦労して学び、札幌農学校北海道で学んだ後にアメリカやドイツに留学、河川や橋梁の工事に従事しました。帰国して間もなく小樽港の建設に携わり、北防波堤を建設しました。当時はお雇い欧米人でも成功が難しい土木事業でしたが、廣井勇の作った防波堤は100年経った今も壊れることなく当時のまま使われており、2000年には日本土木学会から「土木学会選奨土木遺産」に選ばれました。
その後、東京帝国大学の教授となり、教え子の中には八田與一らがいました。

1862年10月24日生れ~1928年10月1日没
名称
廣井勇 像 (広井勇)
(ひろいいさみ ぞう)
所在地
佐川町上町地区
交通アクセス

鉄道:JR四国 土讃線 佐川駅 から徒歩約7分
お問い合わせ
さかわ観光協会
TEL 0889-20-9500 
最終更新日 2024年07月18日